やさぐれて京都を一人旅していたら出会いがあった!?
どうも、chilidogです。いろんなとこ疼いてます。
出会い系アプリ、婚活パーティーでの失敗が続き、やさぐれていたのでしょうか。
急に、
「あっ、そうだ。京都に行こう」
と思い立ち、急遽、格安高速バスで京都に一人旅に出掛けてきました。
男一人旅なので当然花がない。
金閣寺や銀閣寺の写真を男一人で撮りまくり、撮った写真を見て一人で笑う日々が続きました。
一人旅に出ても当然出会いがなく、奇跡が起きるわけでもないので余計やさぐれそうになってましたね笑
がしかし、です。
京都の嵐山に観光しに行った京都一人旅の3日目。
ついに、奇跡が起きました。
散々、嵐山の竹を見続けて、歩き疲れて、雨にも打たれ始めていたので、
「もう、竹はいいかな」
と嵐山から宿泊先の烏丸まで帰るところでした。
嵐山駅にとぼとぼと向かって歩いていると、
「Excuse me!!」
と右前方から声をかけられたのです。
声の方角を向いてみると、そこにはスタイル抜群の高身長の美女が!!
ぼくより10cmぐらい身長が高く、六本木を闊歩してそうなルックス。
ワンピース型のガウチョパンツを履いており、黒い帽子をかぶっていました。
出会い系アプリでしか女性との出会いがなかったぼくは、こんな美女と会話するのは久しぶり。
いきなりどん底から天国に押し上げられた感じでしたね。
ただ、ぼくの外見は下手したら浮浪者レベル。
ファミマで購入したインナーTシャツ(白)に、3日連続で履いている灰色のズボン、髭剃りは持ってなかったので、ぼうぼうにヒゲが生えたやばい外見をしていました。
当然、鼻毛も爪も処理をしていない・・・!
「嵐山駅はどっち??」
と聞かれたので、
「俺もわからんけど、多分こっちだよ」
と一緒に嵐山駅に向かって歩き始めました。
道を聞かれただけなので、会話を始めて絡んでいいのか迷っていましたが、旅の恥はかき捨て精神で、
「どっからきたの?」
と絡んでみました。
「韓国だよ」
「へー、ひとり?」
「うん」
「どれくらい滞在しているの?」
「今日で二日目だよ。大阪にとまってる」
「へー」
みたいな感じで、久しぶりに美女と話をしている、というか、人と話をすることができて孤独から解放されている心地がしていました。
とうとう、嵐山駅に到着。
「ついたよ」
「ついたね」
駅までの道案内をするというぼくの役割は終わってしまったので、これ以上絡むのか迷ってましたが、行き先を聞いてみると、方角は一緒。
「どこまで行くの?」
「河原町」
「おっ、同じ方向だね。隣座ってもいい?」
と彼女の隣に座って、電車内でも絡み続けたのです。
「あんた何歳?」
「正直に?」
「うん」
「27歳だよ。君は・・・・18歳?」
「ちガウよおおおおおお!!22歳!」
「へー」
どうやら、彼女は韓国の学生。
年は22歳で、アーティストになることを目指しているらしく、専攻は演劇。
こんなところで韓国スターの卵に絡めているとは俺幸せだな・・・・
彼女はかなり友好的で、韓国で流行っているロールケーキを分けてくれたり、ガムをもらったりしました。
ほんといい子ね。
とうとう彼女の目的の駅に到着。
「何する予定なの?」
「韓国で流行ってる一蘭ラーメンを食べに行くの」
「俺も行っていい?」
「いいよ」
という感じで、もう少し絡みたかったのでしつこく一緒に一蘭ラーメンを食べにくことに。
外は雨が降っていましたが、僕ら二人は傘がない。
走って、一蘭ラーメンまで行ってみると、そこには外国人観光客の長蛇の列が!!
「みんな韓国人かな?」
「いや、中国だわ。見てわかるよ。韓国の人とは目を合わせてなくない」
「えっ」
「外国に旅行した時には自分の国の人に会いたくないんだよね」
「わかるかも」
ただ、ぼくらには傘がない。
傘がないので、一蘭ラーメンのお店の人に借りることにし、ぼくはお店に侵入して一蘭ラーメンの傘を貸してもらいました。
その間、彼女はドラッグストアの鏡でメイクをチェックしていたらしく、
「もう!アイラッシュ取れてたのなんで言ってくれないのよ!?」
「えっ」
「ねえ、なんで?!」
「えっと・・・アイラッシュ?」
彼女の化粧が雨で取れかかっていたことを指摘しなかったぼくは、美女に詰められることに。
いや、知らねえよ!笑
とにかく、彼女に謝り、機嫌を直したタイミングで一蘭ラーメンの列にジョイン。
ぼくより背の高い彼女が傘を持ち、ぼくが相合傘させてもらうという奇妙な絵面でしたが、そこは気にしない。
美女と同じ傘に入れるなんてそうそうないチャンス。
ぼくは息をするのが苦しいほどドキドキして、彼女とは目を合わさず、何も存在しない中空うを見つめ続けていましたね。
そのとき、そういえば、嵐山でお金を使いすぎて現金が切れていることを思い出し、
「ごめん!金ないんだった!汗 ATM行っていい?」
「私が貸すよ」
「ありがとう泣」
と彼女にあろうことか借金することに。
なんでこういう時にいつも財布が空になるんだろう笑
ようやく店内に入ることができ、一蘭ラーメンの味の注文。
彼女は、
「この味付けが韓国では流行っているのよね」
とネイバーでおすすめの味付けを調べながら、ラーメンの味の注文用紙に好みを記入していきました。
濃さは普通の、辛味は5倍、ネギは白ネギを選択していました。
ぼくは、こってりラーメンが好きだったので、こってりの辛味2倍を選択。
すると、彼女はぼくの注文用紙を見て、
「なんで日本人ってコッテリ好きなの?あんただけ?」
「ど、どうだろう。俺だけかな・・・」
「この前東京で食ったラーメンこってり過ぎて吐いたのよ」
「えっ」
ついに、二人ぶんの席が空き、ぼくらは席に着きました。
一蘭ラーメンでは、仕切りがあり、一人一人の顔が見えない仕様になっているので、あまりコミュニケーションとれませんでした笑
とりあえず、ラーメンをすする。
替え玉をお代わり。
うん。
食べ終わり、彼女の仕切りをのぞいて話しかけてみると、
「ちょっとお腹休めよう。2分待って」
と2分休憩。
これはいいチャンスと思い、
「一緒に写真撮らない?」
と切り出して見ました。
彼女と一蘭ラーメンを食べた思い出を作ると同時に、二人セルフィをすることで距離を一気に縮めようと思ったのです。
がしかし、彼女はこれを拒否。
「私、太ってるから写真は嫌」
「えっ、でもスタイル良すぎでしょ」
「いや、ラーメン食べると太るでしょ?」
「うーん。。。」
という感じで、写真を一緒に撮れませんでした。
く、くそ!
休憩して、お店を出て、フラフラし始めたぼくら。
「終電を調べて?」
「うん」
と彼女の大阪の心斎橋行きの終電車を調べてみると、まだ終電までに2時間ほどあったので、
「ビールのみにこう!」
と飲みに誘って見ました。
しかし、彼女は拒否。
「ビール飲むと寝ちゃうのよ」
「えっ」
「うーん、マツモトキヨシいく?」
「何それ?」
「あ、あそこにあるよ」
としょうがなくマツモトキヨシに誘って見ますが、10秒ぐらいで彼女は離脱。
「ドンキホーテの方が好きだわ」
というのです。
居酒屋もマツモトキヨシもダメとくれば、もう手がない。
「駅はどっちよ!?」
と彼女も帰りたさを醸し出し始めたので、おとなしく地下鉄の駅へ。
帰りの方向が一緒だったので、彼女と一緒の電車にのって隣の席に座りました。
「日本の俳優の坂口健太郎が韓国で人気なのよ」
「へー」
「一蘭ラーメンと同じぐらいいいねもらってるよ」
「ふーん、あっ、韓国スターっぽいね」
「そうそう。日本の男は髪が長すぎだよ笑。坂口は丁度いい」
「そうなんだ」
と、自分の髪の長さを思い出してみると、1000円カットで2ヶ月前にカットしただけなので、当然短くはない。
今度から短めにしよう
と誓ったのはいうまでもありません。
とうとう、別れの時。
連絡先を聞きたかったのですが、写真を断られたので、連絡先はビビって聞けず。
ぼくの駅に着くと彼女は、
「ファイティン!(fighting)」
と別れの挨拶をしてくるではありませんか。
連絡先聞きたいけど聞けない!
今までのしつこさはなんだったんだ!?俺?
と下を向きながら下車し、彼女と別れてしまいました。
もうこの広い地球で彼女と会うことはないんだろうなああ・・・・と感傷に浸りながら宿泊先のゲストハウスまでとぼとぼと歩いて帰宅。
もう、なんというか、情けないというか一度の拒否でビビっていた自分が情けない。
いや、でも、こうやって改めて振り返ってみると、かなりしつこいやばいやつみたいな感じでてますね。
道を聞かれた時に、絡み続けるガッツを見せられたのでいいかな・・・・
もう!知らん!
このモヤモヤをどこかに記録して起きたてく記事を書きました。
チャンスは一度しか来ない時もあるといいますが、まさにこういう時なんだろうなと思いました。
次は絶対に最後までやる切る!もう韓国語を勉強しよう。
一人旅でも外見に気を使って旅をしようと心に決めたのでした。
アディオス!
chilidog