先日、中国のマッチングアプリTantanを使っていたら、同い年の女性とマッチング。
プロフィールを見ると、どうやら中国の北京に住んでいるようです。
「あれ、俺日本にいるのになんでマッチングしたんだろう」
といぶかし訝しがりながらも、マッチングできた喜びに浸っていると、あちらからメッセージが届きました。
久しぶりに出会いに飢えていたこともあり、この積極的な女性の出現は純粋に嬉しく、最近学習し始めた中国語でチャットを始めました。
「ご飯食べた?」
「今ヨガ終わったところ、あなたは何してた?」
「ヨガ好きなんだね。俺も好きだよ」
「嘘だ、どれぐらいやってんの」
「1年ぐらいだよー。そっちは?」
「くっそ長いわよ」
「中国ではヨガは男性はしないのかな」
「そうよ、というか、世界中の男はヨガ好きじゃないよね」
「ハハハ、そんな」
とまさかの「ヨガトピックス」で盛り上がりを見せ、久しぶりの出会いに手応えを感じていたのです。
すると、あちらから
「別の連絡アプリ使ってる?」
と連絡先交換の打診が来たんです。
もちろん断る理由はないので、僕らはWeChat連絡先を交換し、フィールドをTantanからWeChatに移したんです。
うん、ここまでは良かった。
会話は弾み、相手のプロフィールにも怪しさは1ミリもありませんから。
しかし、フィールドをWeChatに移してから異変が起き始めました。
やたらに深く収入について聞いてくるのです。
「どんな仕事をしてるの」
「ライターだよ」
「文字数でいくら貰える仕事?」
「いや、広告収入だよ」
「月どれくらい?」
「それは秘密かな。ライティングに興味あるの?」
「小説好きだからまぁまぁあるわよ。投資はしてる?」
といきなり「投資の話」になったんです。
ここまでわりと仕事の話ばかりで、そして突如投資話です。
この流れは日本で数々の辛酸をなめてきた、あの、
マルチ勧誘の流れと同じではありませんか。
自分が再びマルチの勧誘にかかってしまった、という現実を信じたくなく、
「そうだああ、時間に投資してるかな」
とはぐらかしてみましたが、
「あんた冗談うまいわね。投資でお金を稼いでるかってことよ」
とさらに踏み込んでくるではありませんか。
この時点で完全に、相手がマルチ勧誘の手先だ、と判断しました。
淡い想いは突如消え去ってしまったんです。
てめぇ、
俺の人生に二度と関わんじゃねえええええ!!
とスマホを叩きつけながら相手をブロックし。この出会いは幕を閉じました。
いや、まさか、
国境を越えてマルチに引っかかるとは
ですね。
いや、もしかしたら、本当に投資が趣味で、意識が高い仕事をバリバリの女性かもしれませんが、この流れはいくらなんでも臭すぎます。
あれほど2度とかかからないと誓ったマルチ勧誘に中国で引っかかるとは思いませんでした。
今思い返せば、唯一怪しかったのは、
あちらから声をかけてきた
というメッセージの積極性です。
プロフィールを見ても怪しいところはなく、「先手を打ってきた」ところだけが唯一の落ち度でした。
それに加えて、
WeChatのID交換をあちらから打診してきた
という積極性も今考えれば怪しいですね。
やはり、一般的にいって、
マッチングアプリで妙に積極的な女性は、国内にとどまらず、グローバル規模で警戒した方が良さそうです。
男性はなるべく自分から仕掛けて、出会いの主導権を握るべきだと再認識した事件でした。
マルチ勧誘に引っかかる、という失態を国外でもやらかしてしまったので、
もうマルチ勧誘なのに引っかかってやるもんですか!
と天に誓った今日このごろだったのです。
アディオス
chilidog
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