Tinderを使ってモンゴルで25歳大学院生とデートしてきた
どうも、chilidogです。クエン酸、わずかに摂取しました。
先日、モンゴルの首都ウランバートルを旅行してきました。
伴侶もフレンドもおらず、完全な一人旅だったので、当然、
寂しい。。
あまりにも寂しすぎて何とか現地のガールとデートしたく、懲りずに位置情報型出会いアプリTinderとTantanでスワイプを続けていました。
マッチング率は日本よりかはるか向上していて、メッセージを交わすことができたのですがデートまでに至らず苦しい思いをすることに。
>>詳しくは「モンゴルの出会い系事情」へ
滞在日最終日近くになり、ようやくTinderでデートの約束ができました。
相手は25歳のモンゴル女性で、流し目が挑発的な美人系。
アラジンのような名前の女の子でしたね。
相手のスマートフォンの電源が切れてしまい、連絡が取れずデートができないということがありましたが、翌日に映画に誘ってみたところオッケーが出ました。
僕は午前中から夜8時までぐらいまで予定があったので、夜8時に映画を見に行こうと誘ってみました。
OK が出まましたが、彼女はちょっと不安だったためか、自宅に近い映画館を指定してきました。
その映画館は僕が滞在していたホテルから3 km 離れたちょっと遠いところでしたが、映画デートを承諾してもらったのでここは譲歩。
ここでごねると約束がおじゃんになりかねないので、その映画館で映画をみることになりました。
デート当日
そしてデート当日。
なんとか予定を消化し、午後7時15分ぐらいにホテルを出てその映画館に向かいました。
モンゴルのウランバートルの移動手段としては、
- バス
- タクシー
があるのですが、タクシーは初日にぼったくられたこともあって高いので「バス」を選択。
バスには時刻表もなければ路線図もカオスになっているので、無事にその映画館につけるかわかりませんでしたがとりあえず出発。
運よくなんとかその映画館近くのバス停にバスが止まり、待ち合わせの時間よりも15分ほど遅れて映画館に到着しました。
途中、Wi-fi がなくて連絡もできなかったので
「もしかしたら帰ってしまってるかもしれないな・・・・・」
と思って映画のフロアに入ってみると、それらしき女性は見当たらず。
受付の人に
「無料 wi-fi はあるか?あるでしょ?」
とすがりついて何とか wi-fi のパスワードを教えてもらい、必死の形相でスマホを接続しようとしていると、目の前の椅子に座っている女性がこちらを見ていることに気づきました。
3秒ぐらい見つめあったので、もしかしたら・・・・と思い、
「あなたがアラジンですか?」
と聞くと
「いえす」
ということだったので、なんとか奇跡的に僕らは会うことができました。
彼女はTinderのプロフィール写真より少し疲れたような印象でしたが、アジアンビューティーは健在。
黒髪が似合う清純系で知的にみえる女性でした。
モンゴルのカオスなバスを乗り継いで待ち合わせできたので本当にびっくり。
あまりにも奇跡的だったので
「ぼくらが出会ったのはミラクルだよ、ほんと」
と初対面の女性にキモいセリフを発しまくってましたね。
感動の対面が終了しましたが、今度は映画のチケットを購入しなければなりません。
映画のスケジュールを見てみると、ちょうど午後8時20分から
モンゴルの伝統的な歴史映画
が始まりそうだったのです。
タイトルは「 Говийн Домог(Gobiin domog)」。
ちょうど始まりそうだった映画がそれだったということと、人生の中でモンゴル映画を見たことがなかったので興味がありました。
「じゃあこれにする?」
ときいてみると、
「いいよ」
というので僕らはこのモンゴル映画を見ることになりました。
時間ギリギリでしたが、予告編が流れていたのでどうにか上映に間に合うことができました。
このモンゴル映画では、英語字幕も用意してくれていて助かりました。
しかし、字幕が結構無茶苦茶。
難しいセリフをそのまま Google 翻訳に打ち込んだような翻訳で正直よくわかりませんでしたよ。
この字幕むずすぎだろ!笑
映画の内容は17~18世紀ぐらいのモンゴルのとある王国の政権争いの話。
とある国の姫だった主人公が両親を隣の国王に殺され、しかも、姫は拉致されるという展開。
さらに姫が国の政治の波に揉まれて飲まれていってしまうというお話でした。
全体的に悲壮感が漂った映画でしたが、エロいシーンもあり、ヒロインは可愛くて大満足。
初めてのモンゴル映画を満喫していました。
だいたい2時間ほどでこの映画が終了。
ぼくはこの映画の後を全く考えてなかったので、映画の感想を二人で話ながら映画館の外に出ました。
「スケジュール確認してなくてごめん。モンゴルの映画で大丈夫だったかしら?」
「うん、大丈夫。悲しい映画だったね」
「確かに」
「モンゴルの映画は好きなの?」
「今時のはね。さっきのは古くさかったわね」
8時20分から始まった映画ですので、映画が終わった時はすでに午後10時半頃。
とりあえず、ぼくはバスでここまできたことを告げると、彼女は終バスの時間を調べてくれました。
すると、
「あと30分で最終バスだよ。バスならいま帰らないと」
「えっ!」
という事態に。。。
せっかくこうして奇跡的に出会えたので、もうちょっとデートしたかったのでグズっていると、
「わかったわ。私がタクシー呼んであげるから帰りなよ」
とネイティブの彼女にタクシードライバーとの交渉を任せることにしました。
「じゃあご飯食べよっか」
「うん」
と、帰りの交通手段も確保できたので、ぼくらは映画館のビルに入っているラーメン屋に入りました。
味千ラーメンという香港系のラーメン屋ですね。
ラーメンを食べながら、お互いのためについてようやく語ることができました。
どうやら彼女は、25歳で情報系の大学院生らしく、台湾の大学院に留学して勉強しているみたいでした。
今は夏休みでモンゴルに帰ってきているとのこと。
彼女と語り合ったのは、 モンゴルの観光のこと、お互いの国で食べているもの、仕事の話などですね。
モンゴルでは「ゲル」に住んでいる遊牧民たちが冬に石炭を燃やすので、冬の空気は良くない、ということを教えてもらったのが印象に残っています。
共通の話題がさっきのモンゴル映画しかない女性と何を話したらいい変わらず、つまらない質問をさせてしまったり、ティピカルな話題ばかりで盛り上げることができませんでしたね。
また久しぶりの英会話ということも合間って、完全にしどろもどろ。
冷や汗をかきながらラーメンをすすっていました。
ラーメンを食べ終わりいよいよ帰宅の時間。
彼女は
「あなたともっといたいけど、寒いから帰りたいわ」
とぼくを何とかタクシーにを押し込めて帰宅させるために、タクシーを探しはじめました。
どうやらここモンゴルでは、白タクが一般的らしく、普通の人の車を止めて、交渉を始めたのです。
彼女はドライバーにお金を渡し、
「この人をスフバートル広場まで連れて行って」
と僕のホテルから近い広場まで送ってほしいと告げてくれました。
しかし、ぼくははるばるモンゴルまできて、しかも、遠方の映画館まできた身です。
いくら冷や汗だらけになっていたとしても、このままタクシーに押し込まれて終わるわけにもいきません。
せっかくなので最後にシュートを打って終わろうと思い、タクシーに乗り込む時に
「えっ、君も来るでしょ?」
と誘ってみました。
が、しかしながら彼女は冷静だった。冷静沈着というやつです。
「いや、私の家はあっちだし」
と自宅の方角を指差して軽くあしらわれました。
正論を告げられ、あえなく撃沈。
彼女に手を振り、タクシーのドアを静かに閉めました。
その後、ぼくは一般人が運転する白タクで無事にスフバートル広場に到着し、帰宅して就寝しました。
モンゴルでの冒険はここで終了です。
反省点
今回の反省点としてはやはり、
映画館を彼女の家の近くに設定してしまった
という点でしょう。
現地人とセーフティーゾーンで勝負して勝てるわけがない。
むちゃくちゃ遠かったので遅刻しましたし、僕の滞在しているホテルに連れ去るということがかなり難しかったです。
最初、僕のホテルに近い映画館を提案してみたのですが、
「自分の家から近い映画館の方がいいわ」
という提案にNOと言えなかったのがターニングポイントでしたね。
今振り返れば、
もっと観光客ぶってわがままを言えばよかったのかな・・・
と思います。
「その映画館の行き方が分からないからこっちの近くでいいかな」
ともう一歩交渉する余地はあったのではないでしょうか。
デートの内容はいうまでもありませんが、それ以前に、
どこでデートするのか?
というフィールド決めで勝負がおおかた着いてしまうのだなと改めて実感。
海外でデートする時は駄々をこねて、自分のホテルの近くでデートするように仕向けてみる予定です。
アディオス!
chilidog
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